今、世の中、コロナのデルタ型が猛威をふるっています。
新たにミューも言うのも出てきているようで、ワクチンをすり抜けるとの報道もあって怖いですね。
コロナでも一般の病気でも手洗いうがいやマスクに加えて、免疫力も大切になってきます。同じ条件でいても、病気にかかる人、かからない人、軽い人、重い人、と差がありますよね。もちろん基礎疾患があるかなども関係ありますが、病気に打ち勝つ力、免疫力も大切になってきます。
免疫力の一番の大敵はストレスです。病気の大半はストレスが原因です。
ストレスがかかって体の中で増えるのは活性酸素です。
活性酸素は細菌などを攻撃して体を守ってくれますが、余分な活性酸素はその強力な酸化力で人間の体内の組織を破壊してしまいます。
もちろん人間の体内には無毒化する仕組みも備わっています。
問題は増えすぎることです。増えすぎるとその働きが追いつかずに広い範囲に渡って細胞や組織にダメージを与えてしまいます。
がんや胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、白内障、糖尿病などの病気を引き起こす原因がこれなんです。最近ではストレスによるウイルス感染症、慢性的な疲れやうつなどの症状発現の原因も活性酸素だと考えられています。
免疫力を高めるには、良質の栄養と十分な睡眠、適度な運動の他に上手にストレスと付き合っていくことが大切です。それともう一つ。目を疲れさせないこと、です。
特に光の点滅がだめなようですよ。なので、パソコンやスマホの画面を見続けないようにお気をつけください。
〈抗酸化作用のある栄養素〉
・ビタミンA(βカロテン)・・・粘膜を強化、ウイルスの侵入を防ぎます
・ビタミンC・・・抗酸化作用の他、白血球の働きも助けます
・ビタミンE・・・ビタミンA、Cと一緒に摂ると、さらに抗酸化作用アップ!
・亜鉛・セレン・・・活性酸素を抑える酵素を作るのに必要な成分
・その他・・・リコピン(トマト)、カテキン(緑茶)、ポリフェノール(赤ワイン、バナナ、カカオなど)、アントシアニン(ブルーベリー)、ケルセチン(りんご、玉ねぎ)など
〈ストレス〉
食べたり飲んだりすることは本当にストレス発散ができます。
自立神経はストレスを感じているときは緊張状態なので交感神経が活発になっています。食べたり飲んだりすることは副交感神経の働きなので、リラックスできるのです。
そういった意味では、寝ることも立派なストレス解消法です。
ただ、食べ過ぎたり飲みすぎたりして太ってしまうと、ちょっと歩いただけで息が切れたりして、自分の体そのものがストレスになってしまいます。
ですので、一息入れたり、一過性のものなら良いですが、根本の解決が必要になります。
ストレスは早めに解決できると良いですね。
参照;
すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2017年6月号 メディカル・ライフ教育出版から転載していたHP総合南東北病院健康情報 免疫力を高めるために
「まじめ」をやめれば病気にならないー簡単!免疫生活術 安保徹 PHP研究所