子供を育てていると、なにか問題がある、とか、困っているとかいうと、出てくるのがこの言葉です。
「愛情が足りていないんじゃない?」
この言葉は本当にショックです。
思い当たっても思い当たらなくても、親はさらに悩むことになります。
多くの親御さんたちは、子供を愛情を持って育てています。
悩んで話しているお母さんなんて、すでに愛をもって、一生懸命やっている方々ばかりでしょう。
親が悪いの?
一生懸命やっているあなた、それは違います。
じゃぁ、子供が悪いの?
それもちょっと違います。
人間、ひとりひとり違うんです。
大きくなってからは、みんな違ってみんないい、なんて個性を認める言葉が沢山出てきますが、肝心の子育てのお悩み相談のときや問題行動があったときには、愛情が足りない、と言われてしまうことが多い気がします。
赤ちゃんにだって、個性があります。
よく泣く子、小さい声で泣く子、主張するように泣く子、いつもごきげんな子、反対にいつも不機嫌な子、おっぱいを断固拒否する子、おっぱいを飲んでいてもお母さんとは目が合わずずっとよその景色を見ている子。
育児書通りにできたなら親は安心できるんですけどね。
理想は理想です。
すべての人に当てはまるものではありません。
2歳くらいまでは子供は天使、その可愛らしさでその後の人生をお世話してもお釣りがくる、なんてことも言われていますが、その天使に出会えた人たちはラッキーです。
かなり早くから子供の自我が発達して、天使になんか出会えない人も大勢います。
反対に長く、天使なような子と過ごせる超ラッキーな人たちもいます。
愛情の受け取り方もやっぱり子供それぞれなんです。
愛情をかけていてもそれが伝わらない子もいます。
違う方法だったら分かる子もいます。
そして、愛情を感じる器がすぐに満たされる子もいれば、器がでかすぎてなかなか満たされない子もいます。
中にはザルになっている子もいて、愛情を与えても与えても足りない、足りない、と思っている子もいます。
愛情だってみんな同じなわけではないんです。
愛情の伝わりにくい子だったら、スキンシップが伝わりやすいのか、一緒に何かをしたら伝わるのか、言葉なのか。
決して愛情が足りないのではありません。
子育てで悩んでいる時点ですでに愛情があるじゃないですか。
世間ではスキンシップをするといい、と言われます。
試してみてください。
それでもその子やあなたにあった方法ではないかもしれません。
すでに十分やっているという人もいると思います。
悩んでしまったら、自分が楽しくできることをやってください。
楽しさは、感情は伝わりますよ。
親が楽しく元気だったら、なんとかなります。
周りの方は、
愛情が伝わりにくいお子さんなのかな、
お母さんの愛情がうまく伝わってないのかな、
など、一方的にならないような言い方ができるといいですよね。
バッチフラワーで、助けになるのはこちら。
◆チコリー・・・愛情欲求が強かったり、わがままになっているときのお子さんに。
愛情をうまく受け取れていないお子さんにも。
また、感情的に子供を思うようにしようとしてしまうときの親御さんに。