バッチフラワーで癒やす

がんになるということ

自分が、家族が、大事な人が、がんになってしまったら・・・。
考えるのも嫌なことだと思います。

現在、日本人が一生のうちにがんと診断される確率はの2人に1人です。
がんになるということは、今の世の中、決して特殊なことではありません。

様々なことが進歩してきていますので、早期発見や治癒率も上がっています。

ただ、昔より治癒率が上がってきているとはいえ、がん、と言われる精神的ショックはまだまだとてつもなく大きいです。

がんのショックは診断をくだされたり、疑いがあっただけで、その衝撃で命を脅かされるほどなのです。

加えて、それまでも診断が下されるまでの不安だったり、これから先のことだったり、不安はつきません。
はじめは何も考えられないかもしれません。

これはがんにかかってしまった本人だけでなく、家族にも言えることです。


一般的に人はがんなどのショッキングな出来事に遭遇しますと、次のような心の状態を取ることが知られています。


①衝撃の時期・・・「がん」と言われたことで頭の中が真っ白になり、何も考えられない状態。1週間ほど続きます。
②抑うつの時期・・・何も考えられない「衝撃」の時期の後には、不安感が強くなる、気分が滅入るなどの時期が訪れます。この時期は1週目頃始まり、1週間ほど持続します。
③立ち直りの時期・・・2周目を過ぎた頃になると現実を見据えることができるようになり、今後のことに向けた対処が可能になります。

(『がん患者の心を救う 精神腫瘍医の現場から』大西秀樹 河出書房より)


これが、がん治療中の患者さんの半数がたどる正常な心の反応だそうです。

今は少しずつ、がん治療の心のケアも進んできたのだと思いますが、ぜひ、心の方のケアも一緒にしていってください。
病院によっては、上記の本のような精神腫瘍医というがんにかかった患者さんとその家族をみてくれる先生がいるところもあります。

バッチフラワーでも大いに助けになるものがあります。
まずは、ショックと恐怖を和らげてください。

参考までに
・スターオブベツレヘム・・・ショックを受けた心に
・ロックローズ・・・パニックになってしまったり、頭の中が真っ白になっている状態に
・アスペン・・・先の見えない心配、恐怖に
・ミムラス・・・手術など実際の怖さや不安に

他にも病気にかかる前にもかかった後にも、きっと心の傷があります。
癒せるところはすべて癒してください。

心と体は繋がっています。
みなさんが、心安らかに、健康でいられることを願います。

2021/10/7